動画サイトがパソコン操作に大きく影響
近年、テレビ番組で過去の映像を集めたようなものは減少傾向にあるという。
この理由としては、動画サイトが大きく影響しているそうだ。
過去の映像は、テレビ局にとっては貴重な財産だ。
過去の歌唱シーンや番組を放送しておくだけでも、それぞれの世代からの視聴率をある程度を見込むことができたという。
しかしながら、動画サイトが最近は非常に多くあり、懐かしい番組を容易に観ることができるようになったので、昔ほど視聴率が取れなくなったと、テレビ関係者は嘆いているそうだ。
過去映像が頼りになっている今、昔のようなレギュラー番組は、再び作ることはできないだろう。
テレビ局が休めない時代
テレビ局にとって、改編時期において新番組や特番の制作のために疲れ切っている際に、過去映像を集めて番組を作ることができると、ちょっと休むことができるというメリットもあったそうだ。
動画サイトの普及は、視聴率が下がる大きな一因である。
つまり、テレビ局の「休みがとれる」という状況を無くしてしまったという。
だからこそ、悩みの種になっているわけだが、同時に、ネット上に無断でテレビ番組をアップロードするのは著作権法に違反するとされている。
テレビ局側は取り締まりを強化しているものの、いたちごっこの状況が続いているのだ。
ネットにテレビは追いやられている、といようなことをよく耳にします。
しかしながら、テレビの映像や話題でネットは盛り上がっているような場合も多く、さらに言うとラジオ、雑誌、新聞が独自に放送したことを話題に盛り上がるような場合も多くあります。
過去の映像を他のテレビ局に貸すサイドビジネスでも最近では前途が不安
動画サイトに無断で自分の会社の番組映像がアップロードされるため、テレビ局は痛手を受けてしまう。
さらにテレビ局に手続きを正式に行わないで映像を貸すサイドビジネスにおいても、最近では前途が不安であると言われている。
過去の映像を他のテレビ局に貸す際は、相当高い料金を入手することができるようだ。
テレビ局によって違いはあるものの、1万円程度で1秒の映像時間、例えば10秒であれば10万円程度になるのだ。
このような他のテレビ局が映像を使用する場合については、まず価格が下がるようなこともありえないだろう。
例えば、あるテレビ局の下請けをメインにしている制作業者が、番組を別のテレビ局でつくる場合、あるテレビ局に、「安くお願いします」と頼んでも、まず価格が低下するようなことはあり得ない。
番組を作る際に必要であれば借りられるが、制作業者の懐事情を考えると、なかなか難しいかもしれない。
動画サイトの魅力
動画サイトの登場によって、若者がテレビから離れていって久しくなった。
テレビ局にとっては厳しい時代になってしまったとも言える。
しかし、ワシも動画サイトの恩恵を受けている一人だ。
初めてYoutubeを使用して昔のテレビを見た時、思わず感動してしまったのである。
先日、某有名俳優の方がインタビューを受けている映像を見た。
「自分が見たい時に好きな作品を見ることができる」という魅力は、やはり動画サイトならではかもしれない。
著作権違反という問題はあるかもしれないが、それでも利用している人が多い理由にはうなづける。