第二の人生を送る居住区
定年退職して、第二の人生を歩もうとする時に、ほとんどの人がゆっくりと老後を楽しみたいと考えます。
田舎に住んで読書三昧、園芸三昧、ゴルフ三昧など人によって楽しみはいろいろあるものです。
しかし、現実的にはリタイア後の生活では考えておくべき住いの条件として重要なことがあります。
それは、「いいノーカーライフが出来る」ということです。
元気なうちは、車でどこへでも出かけることができますが、高齢になると車の運転はとても危険なのです。
よく、言われるのどかな環境や、風光明媚な土地は往々にして車なしでは暮らしにくいことが多いものです。
そして、車の運転が困難になると急に活動範囲が小さくなってしまうことが多いのです。
駅、病院、スーパー、銀行、郵便局などの生活に必要な施設が全て徒歩圏にそろっていることが、いいノーカーライフの条件になります。
何かあれば、気軽に外出して用事をすませることができ、ちょこちょこ買い物や外食に出かけることが出来る環境が高齢になっても元気に暮らせる条件になります。
ここで悩ましいのが、便利さは大いに必要だけれども緑が少なかったり治安が悪かったりするのは困るということです。
落ち着いた美しい街並みの中で暮らしたい、出来ることならガーデニングや家庭菜園なども楽しみたいというのが一般的な豊かな老後生活像です。
もうひとつ、忘れてはいけないのが気候が温暖であるということです。
暑さ寒さが比較的穏やかで、なおかつ災害が少ないというのも老後の住いにはかかすことが出来ない条件です。
このような条件を満たす土地はあるのでしょうか?
横浜市はアクセス抜群
横浜市は東京と非常に近く観光地としても国内外に知られる、押しも押されもしない日本の大都会です。
乗り入れる鉄道はJR 東海道線・ 横須賀線など6路線、横浜市営地下鉄・私鉄では京浜急行・東急東横線など6路線あります。
東京、品川、新宿、渋谷など都心部に出るのも簡単ですが、横須賀、鎌倉方面にも簡単に行けます。
新幹線の駅があるので、旅行などにも非常に便利です。
もちろん、成田、羽田にも便利に行くことが出来ます。
遠距離、近距離とも非常に動きやすいので、お友達やお孫さんなどとの交流も気軽です。
横浜市は、日本でも指折りの貿易港としての港街独特の特徴を持っています。
中華街や外人墓地など観光資源も豊富なのです。
海に臨む地域としての街の美しさを充分に堪能出来ます。
一方で、古くから高級住宅街と言われる地域も多く住宅地としての魅力も持ちあわせています。
これらの地域では緑豊かで落ち着いた街並みがあり、ガーデニングや家庭菜園を楽しむ人々が多いのです。
治安もよくシニアの一人暮らしもさほど不安はありません。
また、横浜市は気候が穏やかだという点でも老後の住いにふさわしい土地です。
一日の寒暖の差が小さく、夏の暑さは穏やか、冬も雪がふることは非常にまれで冬の晴れ日が多いのが特徴です。
シニアサービスも充実
横浜市は、地域性による気候的な利点やアクセスのよさ、港町として、大都市として、住宅地として、非常に多面的な魅力のある都市ですが、それだけにとどまらず、自治体としての行政サービスも充実しています。
神奈川県が全国で第2位と言う財政状況が優良な県なので神奈川県の行政サービスをうけられると言う意味でもお得です。
横浜市自身も「濱ともカード」を発行するなどの高齢者福祉をしています。
「濱ともカード」とは、市内在住の65才以上の人に発行されるカードで、提携する市内の飲食店や文化教室、イベント、買い物などが割引などの優待をうけられるカードです。
この他にも、60歳以上の方なら老人クラブのさまざまなイベントに参加して交流の輪を広げることが出来ます。
70歳以上の方なら、敬老パスの交付をうけることが出来ます。
敬老パスは一定金額を払って交付をうけるのですが、横浜市バス全線と提携民営バスで、このパスを提示するだけで無料で乗車することが出来ます。
いろいろなイベントの多い都市なので交付を受けておくとお得です。
介護保険施設等でのボランティア活動でポイントがもらえ、このポイントが換金できる「ヨコハマいきいきポイント」制度もあります。
社会貢献をしながらお小遣いをためられる制度です。
いやいや、まだまだ充分働けると言う方はシルバー人材センターに登録して仕事の無料紹介をうけることも出来ます。
行政サービスと言う面から見れば財政規模が大きい自治体ほど充実しやすい傾向があります。
そういう意味でも横浜は魅力的な市なのです。